◆◇◆日本刀を鑑賞してきました◆◇◆
友人の高村さんの写真展を観た帰りで、霙混じりの雨が
舞う寒い日でした。館内に入ると静寂さの中にそれは見
事に光る刀身が見えました。外の冷気が嘘のようです。
鍔や刀具の陳列棚では、一人の中年女性が熱心に見入
っています。そちらも楽しみですが刀を観ているとなかな
か鍔の方に進めません。普段関心の無い家内も見入って
しまっていました。
1月14日迄です。あと2週間・・・見逃すともう次回は35年後
に観れるかどうかという珠玉の名品です。
是非、ご高覧ください。
普段あまり観にいくことがありませんが、 何故かこの展示会は気掛かりでした。
鮫鍔を何枚も作ったことがあり、エイの皮の細工は一応得意で興味がありました。
しかし、素人細工とは二味も違います。
家内は怖いというより吸い込まれるような感じがすると言ってました。
刀身の反りと刀文が見事に調和しています。
ご存知、金鍔です。
上級武士でも、あんこ入りが持てたかどうか。
あんことは、鉄がサンドイッチになったもので金のみ
で作ることはご法度だったそうです。
見事な細工で、もう二度と観れないようです。
柄の装飾の目貫
紀伊国屋文左衛門が所有していたものだそうです。
龍の目貫
すばらしい造形だと思います。
すみません。ガラス越しの撮影なので照明の明かりが入ってしまいました。
金の象嵌です。
学芸員の服部浩平さんがおられて丁寧に説明を受けました。剣道とはまた違う抜刀術に長けておられるようです。詳しく、楽しいお話が聞けて存分に勉強させていただきました。以外にも、家内が帰りの車中で「もう一回観に来ようか」 と!